タグ: クラシック
06.03.2020
第22回 ヴァ―チュー・モイア組:バンクーバー五輪フリー「アダージェット」
カナダ特集、今回はアイスダンスにスポットを当てます。
バンクーバー五輪金、ソチ五輪銀、平昌五輪金。テッサ・ヴァ―チューとスコット・モイアは、伝説のアイスダンスカップルとなりました。
彼らがバンクーバーのフリーで滑ったマーラーの「アダージェット」は、なかなか覚悟がないと使えない曲です。町田樹さんは、ご自身のラストプログラムに、この曲を選び、独自に「人間の条件」というタイトルを付けました。
テッサとスコットも、清々しく、感動的な愛をこの曲で描きました。
10年たった今でも、鮮明に思い出すことができます。
ぜひ、高橋大輔さんの影響でアイスダンスを見始める方には、この2人の「アダージェット」を見ていただきたいと思います。高橋大輔さんが挑戦するアイスダンスは、こんなにも感動的なのだと知ってほしいのです。
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01.11.2019
第6回 鈴木明子:2019EX「白鳥の湖」
スケートカナダ、女子シングルはトゥルソワ選手の4回転に衝撃を受けました。
でもちょっと、寂しい感じがします。
女子の4回転は純粋にすごいと思うけれど、ジャンプに偏って、成熟した演技が少なくなってしまうのではと危惧もしています。
今回の番組の前半は、そんな思いを語ります。
後半は、2019年のカーニバル・オン・アイスで鈴木明子さんが滑った「白鳥の湖」をご紹介します。
競技を引退して30代に入った鈴木明子さん。フィギュアスケートの表現力は、さらに凄みを増しています。4回転はなくても、何度でも見たいと思うプログラム。白鳥と黒鳥の対比。ドラマティックな展開。目力!
フィギュアスケートの素晴らしい表現は、20代から30代の成熟したスケーターが、もっともっと進化させていくのだと思います。
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14.10.2019
第3回 ステファン・ランビエール:2019年EX ベートーヴェン「弦楽四重奏曲」
大会も毎週のように行われ、録画を見るのも大変!やっと、ジャパン・オープンまで追いついたユリです。
今回は、ステファン・ランビエールさんのジャパン・オープンでの名演技、ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲」です。
ジャパンオープンの前座のような形で、ゲストスケーターとして登場したランビエールさん。
芸術的な、氷上のコンテンポラリーダンスに、心奪われました。
振付は日本人のコンテンポラリーダンサー、小㞍健太さん。
昨年のランビエールさんのショーのプログラムも振付されています。そのときは、ランビエールさんの弟子のデニス・ヴァシリエフスさんと一緒に踊るプログラムでした。
これも本当にすごかったです。
今回はさらに、コンテンポラリーな動きを強調する振付、そしてシンプルな衣装でした。
特徴的な腕の動き。まるで飛ぼうともがく鳥のようです。
そして、シングルジャンプを2つ跳んでからのトリプルジャンプ。
これも、空に羽ばたいていくかのようです。
動きに魅了されつつ、ランビエールさんがどんな思いでこれを躍ったのか、ぜひ聞いてみたいと思いました。
町田樹さんに、ぜひ解説かインタビューをお願いしたいものです。
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